「ああ、鈴宮さん、こいつがさっき話していたフェイントってやつの使い手ね。」
えっ、うそ。ってことはやっぱり、秋月先輩と同じで人気者なのかな?
明日、夏希に聞いてみよっと。
「俺とこいつは小さい頃からずっと一緒でさ、いわゆる”幼馴染”ってやつ。」
そうなんだ!小さい頃から一緒にいて、好きなことを一緒にするってなんかいいなあ。
「・・・・もういいだろ。俺らのことあんまり気安くしゃべんなって。」
「ハハハッごめんごめん。・・じゃ、俺もリフティングしてから帰ろうかな。んじゃ、鈴宮さんまたねー。」
「あっ、はい!また明日・・・・」
秋月先輩と七瀬先輩は公園に消えていった。
日が傾き、コンクリートがオレンジ色に染まる。
私は再び帰路をたどり始めた。

