紬ぎ、紡がれ、君に恋して。

マネージャーの件についていろいろ考えていると



いつもの商店街に差し掛かっていた。





「やっほ」



後ろから声がした。






「あ、秋月先輩・・・。」




「これまた奇遇だね。あ、うちの部どうだった?」




「もう、言葉にならないくらい素晴らしいものを見せてもらいました。秋月先輩のテクニック?がとてもすごくて、サッカーとかあまり観ないんで技名とか知らないんですけど、ゴール直前に前方から来た相手に自分の体を半回転させて相手を抜いたあの技がずばぬけてほかの先輩方よりも綺麗な型でした。」




「結構わかってるじゃん。あれはマルセイユルーレットっていって、普段俺らはルーレットって呼んでるんだけど、俺の得意技の一つなんだよね。こーゆーの含めてフェイントっていうの。要するに相手にボール取られないように意地悪するのな。」



褒められて少しうれしかった。



にしても先輩の説明はとても分かりやすい。




本当にサッカーが好きなんだなっていう熱意が伝わってくる。