紬ぎ、紡がれ、君に恋して。



「いーやぁー、すごかったね。さすが、桜丘の疾風って呼ばれるだけあるよ。ホント」


夏希が満足げに言う。




「うん、本当にすごかった。ひとつひとつのプレーがはっきりしてて見入ったよ」



「それでなんだけどさ、紬!一緒にサッカー部のマネージャーしないっ!?」





え、ま、まじですか・・・。




強豪校のマネージャーをやるとなると、休日は試合やらで潰れるし、大切なテスト期間ギリギリまで部活するっていうイメージが・・・。いや、絶対にそうだ。





そんなことになってしまったら、部に何もかもささげなければいけないということになり、テスト勉強すらをもまともにできなくなりそうだ。




「・・えー、マネージャーはいいや・・・。大変そうだし・・・。」





む。という声が隣から聞こえてきた。



「大変なのがマネージャーの流儀でしょうが。その分やりがいもあるし、青春を謳歌できるの!紬はなぜか知らないけど秋月先輩と知り合いなんでしょう?なら、絶対いける!」




いや、やる気ないんだけど・・・。本当に。




「明日までに考えといて!じゃあ、私ここの道で曲がるから!じゃね!」



夏希が去っていく。





マ、マネージャーか。どうしよう。