紬ぎ、紡がれ、君に恋して。




授業も終わり、次はお昼ご飯。



クラスの大半は教室か食堂で食べてるけど、私たちは例外で入学当初から相変わらず屋上で食べている。


夏希も教室組だったけど、意気投合してからは屋上に来るようになった。




「今日は時間がなかったからサンドイッチだけだー!やばいっ!ゆらと紬、ちょっと分けて・・・」


そう言いながら夏希がしょんぼりした顔でサンドイッチが一つしかないガラガラの弁当箱を見せてきた。





「もー。コンビニで買えばいい話でしょうが。」



なんて言いながらもおかずを分けてくれるゆら。




私も卵焼きと唐揚げを提供した。






「そういや、なーんで屋上で食べてんの?」


夏希が聞いてきた。




何でって言われてもなー・・・




「んー。たまーに変な人が来るけどやっぱり開放感あるからかなー。」


ゆらが卵焼きをつつきながら答える。

・・・・・変な人って・・。






「ふーん。やっぱりそういうもんだよね。なんか学校っていう縛られた中から唯一解放された場所的な。」





「あーわかるー」

「うんうん。」








「・・・私ら入学したばかりなのにもうそんなこと感じちゃってるのか・・・。」

夏希がつぶやいた。







「うん。そんなもんだよ。私ら高校生活を甘く見すぎていたのかもしれない。」

ゆらが続けて言う。





「ちょ、まだ始まったばかりでしょっ」




・・・また始まった。昼休み恒例の嘆きトーク。