紬ぎ、紡がれ、君に恋して。



私は少し申し訳なかったけどショートケーキを4個買った。



会計を済ませた後、あの男の人を探してみる。



・・・・あ、あれかな?




向こうで注文をしている姿を発見した。




あ、フルーツタルトを頼んでる。私もここのフルーツタルトが好きだな。






というか、今気づいたんだけど同じ高校の制服だ。





私は店を後にした。





トントン。



後ろから肩をたたかれた。





「え?」


振り返るとさっきの男の子がいた。





「クーポン落としたよ」



彼の手にあるのは私がさっきレジでもらったケーキのクーポン券。




「あっ!す、すみません。ありがとうございます!」




「いーえ。・・・何、ここのケーキ好きなの?」






今思ったけどこの人、すごく顔立ちがいい。





栗色のサラサラの髪型で、鼻が少し高い。





いわゆる「爽やかイケメン」というやつだ。






・・・制服の着こなしからして先輩かな?



少し後ずさりながら私は返事をした。




「え、あ、はい・・・」





「・・・そっか。ならよかった。」



???


「よかったって何がですか?」



「んーいや、俺のねーちゃんがこのケーキ屋の店長なの。」



「え、そ、そうなんですか!!」





さっき会計をしていた時のレジ員さんの後ろにいた人、店長ってプレーと下げてたな・・。




とても美人で見惚れてしまいそうになるくらいだった。




「んん。まあね。何駅?送ってくよ」



えええ!そんな、申し訳ない…