紬ぎ、紡がれ、君に恋して。




案の定、そのケーキ屋さんにはお客さんがたくさんいた。




カウンターの店員さん大変そうだな・・・。





人をよけながらショートケーキがあるところに向かう。





あ!よかった、ちょうど残り4個だ!




私は近くにいた店員さんに話しかけた。






「あの、このショートケーキを4つくださ・・」




「ショートケーキ1つください」




・・・んん?


・・・隣を見ると男の人がいた。





・・・・せ、背が高いしなんか怖いかも・・。





・・それよりここは、譲るべきだよね・・。



し、仕方ない。私の分ははコンビニか近くのスーパーで買おう。





「あ、わりぃ・・。いや、さーせん。やっぱいいっす。」




「えっ・・・!」



私は驚く。



「え、いや、いいですよ!私、やっぱりいらないです。」



「いやその数からして家族とか友達とかと食べるんだろ?・・ならいいよ。俺は自分の分だけだし。」



「・・・えっ、あっ、ありがとうございます!」




思わず私は深くお辞儀をした。