紬ぎ、紡がれ、君に恋して。



下駄箱は一斉下校なので人であふれていた。



「うわー・・さすが高校。人の多さが中学並ではないですなあー」


ゆらが感動する。




「え?こんなもんじゃないの?」

小中高がこのあたりで電車通なんて縁もない私にはあまり感動ポイントが分からなかった。




「いやーうちの中学、町はずれだから結構田んぼとか広がってて人数こんなに多くないんだよねえ」




私たちは外履きに履き替えて外に出る。





暖かい日差しが私たちに降り注いできた。





「あついー。焼けちゃうー」



校門を出て私とゆらは歩き始めた。






「そういえば今日の屋上の件、大丈夫だった?」




あ、そうだった。ゆらにそのことで言わなきゃいけないことがあるんだった。




「ねえ、やっぱりいい人なんじゃないかな?」



「え?」



「山神先生。なんか話してて気づいたんだけど、結構私たちのこととか考えてくれるいい先生だったよ。」



「・・・・・」









「・・・・ゆら?」




「えっ?あ、う、うん。そう。なら、いいけど・・」




???


ゆら、どうしたんだろう。