年下でもいいですか?

こんな状態なのに、いってらっしゃいが嬉しくてにやけてしまう。
車で出勤はほとんどしないが、しばらくは大丈夫だろう。
会社につきすぐ弁護士が来る。
応接室に通し、久しぶりだなと再開を祝うが、
今回のことを一通り話す。

「お前をとられたと思ったとかの逆恨みだな」

「なんでそうなるんだよ...」

「自覚ないやつだなぁ。
まぁ、それはいいとしてもだ。
その相手は同じ部署で今から刑事が来る...でいいんだな?」

「そうだ」

「医者は定規って言ってるって事だけど、刑事も知ってるのか?」

「話してあるよ」

「なら、血液反応調べてっもらってからのDNA鑑定待ちになるな。
簡易検査ならすぐにわかるけど。

あとは彼女の安全の確保。
これは主治医がきちんと見てくれるだろう。

細かいことは俺に任せてくれ。
治療費から何から持たせるから。
ついでに、社会的抹殺だな」

「おいおい、物騒なこと言うなよ」

「冗談でもないんだけど。
会社に来なくなられても困るんだけどな。
そういうやつは、みんなの目の前で逮捕ぐらいでいいんだよ」

「そんなものなのか?」

「罰金ですんだら、また同じことするぞ?
それにこういったこと他にもあったんだよな?」