年下でもいいですか？

病室に戻ると、先生と朋ちゃんが話しているところで、
ちょうど良かったといわれた。

「入院の目安は一ヶ月。
食事がとれるようになるまで。
その頃には痣は消えてると思うんだけど、
背中の傷が思ったより深くて。
皮膚の再生手術すると、綺麗になおるし痛みもなくなると思うんだけど。」

「切るんですか？」

「表面の化膿しているところを切って、目立たないように縫うって言った方が分かりやすいかしら？」

「先生にお任せします。
朋ちゃんはそれでいい？」

「うん。
目立たなくなるのなら。
それに、昨日の話も聞いてちゃんと納得したし」

「彼女は何も悪くはないものね。
同じ女性として許せないのもあるけど、
あの会社で何度か見てきたから証言もできるわ」

「でもそこまでしてもらっては...」

「いいのよ。
私も経験者だからわかるの。

それと、しばらくは固形物はやめてね。
お茶とか水とかならいいけど、刺激物などは禁止だから」

「はい」