年下でもいいですか?

「俺が被害届だしたことにするからさ。」

「それはダメだろ。
部長がなんて言うかわからないし。」

「じゃぁ、二人の責任にすればいい。

会社にも刑事さんが来るだろうけど、
お前が何かするよりよっぽどいいだろう?」

「まぁな。」

「で、誰なんだよ。
やったやつ...」

「あのお花畑軍団。」

「木村さんたちかぁ...
アホそうだから、武器になった定規とか使ってそうだな。」

「血痕とか出れば確実なんだろうけど。」

「彼女にも聴取とかあるかもしれないけど、
入院中だし、無理はさせないだろ。」

「話がついたら、大学の友達が弁護士事務所で働いてるから、
助けてもらうわ。」

「そうだな。」

暫くして診察室へといわれ中にはいると、
優しそうな感じの50代ぐらいの男性がいた。
名刺をもらい、自分達のも渡す。

今後の話をし、渡された書類にいくつか書き込んでいく。
手続きはあっけないものだったが、
明日には早速事情を聴きに行くといわれ、
相手に悟られないようにといわれた。

こちらは弁護士を立てるつもりだと伝え、
明日の昼に会社に来てもらうこととなった。

そのあと簡単な説明を受け、長谷川も帰っていった。