年下でもいいですか?

長谷川はすぐに来てくれ、待合室で話をすることになった。

「どうしたんだよ?」

「いや...行ったんだけど、
飲み物も吐くし、熱も高くてさ。
医務室の先生がいるって言うから診てもらえてるんだけど...
来たときには意識なくてさ...

入院させるつもりではいたみたいなんだけど...

もう本当に俺どうしよう...」

「まずは、先生のはなし聞くしかないだろ?
お前がしっかりしなきゃダメだって。
なんでも協力はするから。」

「あぁ。」

処置室が開き彼女は病室へ。
付き添い可能な個室にしてもらう。

長谷川にも来てもらって話を聞く。

「今の状況は、結局疲れやストレスから来るものでもあるんだけどね。
あの傷、今日ぱっと見た限りじゃわからなかったけど、
炎症起こしてるし、そこからの熱だと思うのよ。

痣も結局は毛細血管が切れてできると言った方がっ分かりやすいかしら。
身体中にだからね...
かなり痛みはあったと思うわよ。
そこからの熱もあると思うわ。
今は熱を冷ますことからしかできないけど、
心の方も考えないと...

被害届は出すの?」

「彼女は迷っているようですが...」

「性的なものではないけれど、立派な犯罪よ?
集団暴行よね...

会社の立場もあるとは思うんだけど、
戻ったらまた同じことの繰り返しになるわよ?」

「すぐに決めた方がいいですか?」