年下でもいいですか?

「朋ちゃん、入院の準備もして。
ひとまず要るものだけでいいから。」

「なんで?」

「先生の指示。
だから言うこと聞いて?」

そういうと、クローゼットの中から大きめの鞄を取りだし、
着替えやタオルなどをいれていく。

自分も病院に泊まれば良いかと荷物を持ち、
車に運び、助手席に座らせる。

「いい車だね。」

「大学出てすぐ買ったんだ。
中古だけどね。
もう買い換え決めてて週末には納車なんだ。

じゃぁ、いくよ?」

「うん...
ごめんね。」

そのまま眠ってしまったと思い病院まで車を走らせる。
受付で先生の名前をいい、車まで朋ちゃんを迎えに行くが意識がない。

慌てて先生を呼んで運んでもらう。

処置室に入れられ外の椅子で待つも中々出てこない。
あまりにも不安に押し潰されそうになったため、
長谷川に電話をし病院に来てもらう。