年下でもいいですか?

モニターに写っていたのだろう。
すぐに扉が開き、ジャージ姿をマジマジと見られる。

「入って。」

「お邪魔します」と中にはいると、
長谷川が言っていたようになんだか無機質感がある。

買ってきたものを冷蔵庫に入れさせてもらい。
中にはやはり食べれてなかったのだろう...
何も入っていなかった。

ペットボトルのお茶だけだし、
「ごめん。
家は長谷川から聞いたんだ。
付き合ってることも話した。
協力してもらうのには話さないとと思って。

何も知らなかったとはいえ嫌な思いさせてしまって...
決めつけて怒ってごめん。」

「言わなかった私も悪いから。」

「言えなかったの?」

「迷惑かけたくなくて。」

「明日なんだけど9時に病院の予約とれたから行くよ。」

「そこまでしなくても...」

「課長補佐命令。
ここだけは、譲れないんだ。
社員が傷ついてるから。診断もいる。
付き添うから。」

「上司として?」

「表面上は。
9割り彼氏としてだけど?」