年下でもいいですか?

「もしもし。」

「俺。
今送ってきた。
明日も休むようには言ってきたんだが、
大丈夫なのでって言われてさ...
一応俺も係長だし、上司命令にして来たんだけど。」

「すまないな...…
医者にも言われたよ。
診断書と病院の紹介状もらったから、予約も出来たし明日つれてく。」

「それなんだけどさ……」

「何?」

「すまん。部屋にはいった。」

なんだとーーーーー!!!
いや、まて俺!
冷静になれ俺!

「え...…なんで?」

「車から降りるときに、倒れそうになったんだよ。
部屋も二階だって言うし、あまりに危なかったから。

お前もう行ってるだろ?」

「行ってねーよ!」

「嘘だろ?」

「嘘ついてどうするんだよ...
まともなデートなんて一回だぞ?」

「マジか...…すまん。」

「仕方ないよ。
ありがとう。」

「で、医者の見立ては?」

「最悪!
俺責めちゃったからさ...…
謝らないと。」

「そうしろ。
かなり弱ってるぞ?」

「睡眠も食事も摂れていない状態が最低で二週間。
その間毎日暴行受けていたであろう痣が全身。
切り傷も数ヵ所。」

「酷いな...…」

「考えはある。
俺、明日は昼出勤にしたいから判子くれ。」

「わかった。俺ももう会社につくから。」

「じゃぁ後で。」