年下でもいいですか?

「ここも良く来るの?」

「月に一回は来るかな。
だから焼酎も入ってる。
同じお酒でよかったけど。」

「だね。
食の好みが全然違っても、長く付き合うのは難しいからね。」

「あ、今日は飲みすぎないようにするから大丈夫だよ。
明日仕事だし。」

「そうして。
毎回ホテルまで運べない。」と笑っていると、
いらっしゃいませの声の後に、木村さんと合コン野郎が入ってきた。

「俺たち付けられてるのかな?
朝からもー最悪だわ。」

「この席って入り口は見えるけど、向こう側からはほとんど見えないから大丈夫だと思うよ?
朝って何かあったの?」

朝のことを話すと爆笑されてしまった。

「一回飲みに行ってあげれば?」

「可愛い彼女をほっといて?
俺の中で二人でどこかへいった時点でアウトだから!」

「了解です。
この間、連絡先交換するの忘れたでしょ。
すごく焦っちゃって。」

「まさかコーヒーと共に来るとは思わなかったよ。」

「ほとんど接点がなかったから、話すのもなって思って古い手だけど。」

「土日はぼけーっとしてたよ俺。」

「なんで?」

「なんでって...いいじゃん。
食べよ!」

「そうだ、これなんだけど。」
と小さな箱を渡される。