年下でもいいですか?

月曜は何だかんだと忙しい。
いつのまにか昼になったので、長谷川を無理矢理連れ出し食堂へ行く。

「おい、何だよ慌てて。」

「いや...
朝からのあのこ...」

「あぁ、木村さんね。」

「そうそれ。
朝早出だったらしくてさ、少し話したんだ。
飲みに行くのか聞かれたぐらいだったから、
帰りに二日酔いにならない程度には飲むって言ったら、
いつでもオッケーとかいって誘ってくださいって。

そこからずっとこっち見るわ、ウインクしてくるわ、足の組み替えしてくるわ...
デスク変わってくれ!」

「俺もあの子は苦手だからかわしてるし、
彼女もちだからあんまり何も言ってこないよ。
お前も早く彼女作れよ。
そしたら、大人しくなるんじゃないか?」

「出来ればしてるよ!
お茶が出てくる度に恐怖を感じる...」

「なんだそれ。
そういえば、入江さんの歓迎会決まったんだって?」

「話聞いたら、苦手なだけらしいから、
一次会だけでもって説得したよ。
で、朝に木村さんに幹事頼んだらすねたみたい。」

「まぁ、合コン軍団は慣れてるだろうから任せておけばいいさ。」