年下でもいいですか?

「やだって...
じゃぁ、後ろ向いてるから服着てくれる?」

「う...うん。」

服の擦れる音に息子さんが反応してしまうので、
耳を塞いで我慢したい...が、
俺こんな風に思ったことあったっけ?
と、ふと考えてみる。

どれだけ考えても出てこない。
堂々と服を脱ぎ、着る子が殆どだったし、
彼女ではないけど一夜限りの子もいるにはいた。
番号もなにも交換はしていないけど、
結構さばさばしていた。

これが恥じらいなのかと思うと恥ずかしくなってくるので、
考えないようにした。

彼女が洗面所に行くといったので、
自分も服を着て、入れ替わりで洗面所に行く。
軽く髭を反り顔を洗う。

彼女も一度化粧をとったのだろう。
会社とは違う、素っぴんにも見えるくらいの薄化粧だった。