年下でもいいですか?

カランとなる扉を開け中にはいると、
居酒屋と同じ反応をされ、いつもの席に座る。
もちろん端の方で、誰かに邪魔されることもないのでお気に入りの場所だと言ったら、
そこも座る場所が同じだったらしく、似たところが多いなと思った。

今の時間はまだお客が少ないので、ゆっくり出来る。

入江さんはいつも何を飲むのか聞いたら、
チャイナブルーが好きだとたまに自分が飲むのと同じものを頼んだ。

少しは大人っぽいものをと思い、ヘネシーを頼む。

最初は自分ばかり話していたが、
お酒が入ると彼女は饒舌になるようだ。

色々な話を聞く度に、彼女がどんどん好きになっていく。
一ヶ月も経っていないのにと自分に言い聞かすが、
素面だとどうしても言えそうにない。

「入江さん、年聞いてもいいですか?」

「隠してたわけじゃないけど、40。」

「俺はもうすぐ30だから10しか違わないね。」

「おデブで40なんてもう終わってるきがする。」
そう言って笑っているが目がなんとも悲しそうだ。

「俺じゃダメですか?」

「酔ってるでしょ?
眼科をおすすめする。」

「ごめん。
言い方が悪かった。
俺とお付き合いしてください。」

「今日初めて飲みに行って言われると、冗談に思える。」

「俺は...冗談でこんなこと言わない。
ダメだと思ったら捨ててくれて構わない。」