年下でもいいですか?

前と同じように、9時に病院に迎えにいく。

再度先生から気を付けることを言われ、
朋ちゃんも必ず休みながら生活することと約束させられた。

車に乗り、そのままマンションに帰ってもよかったのだが、
行き先を海に変更し行く。

「あえ?
いえ、ちあうよ?」

「真夏にいけなかったから。」と海につき降りる。

「少しなら大丈夫かなって。」

「うん。れも、さういお?」

「来年はどこか行きたいね。
温泉でも良いし。」

「おんえん、らいすき。」

「気持ちいいもんね。
落ち着いたら行こうか?
金曜からなら二泊はできるよ?」

「ろこ、おんえん?」

「どこが良いかなぁ?
前の有給の時は京都に行ったんだよ。
メインは寺巡りだったけど。」

「あこ、ね、は?」

「箱根は俺も行ったことないから良いかも。
疲れてない?」

「らいじょ、ぶ。」

「これからはちゃんということ!」

返事の代わりにこちらを見て笑う。
やっぱり、癒される笑顔だ。