頭をなでなでされているムーは満更でもなさそうで、子供の手をペロペロと舐めたり、スリスリと足に擦り寄ったりと、サービス精神旺盛だ。
「わんわん、おうちにくるー?」と気に入ったのかムーに声をかけている。
「ダメよ。わんちゃんはお兄ちゃんのお家の子だからね」と母親が言うもムーが欲しいのか段々愚図り出す。
「あの、駅の近くに天満堂って薬局あるんですけど知ってますか?」
「ええ。たまにチラシ入るから」
「こいつムーンて名前なんですけど、そこの薬局で看板犬してるんで、いつでも会いに来てやってください」
「良いんですか?」
「はい。結構小さなお子さんも遊びに来たりしてるので」
「有り難うございます。良かったね、わんちゃんにまた会えるって。だから、今日はバイバイしましょうね」
「う……ん。わんわん、バイバイ」と少し泣きながら手を振り、砂場の方へ遊びに行った。
「わんわん、おうちにくるー?」と気に入ったのかムーに声をかけている。
「ダメよ。わんちゃんはお兄ちゃんのお家の子だからね」と母親が言うもムーが欲しいのか段々愚図り出す。
「あの、駅の近くに天満堂って薬局あるんですけど知ってますか?」
「ええ。たまにチラシ入るから」
「こいつムーンて名前なんですけど、そこの薬局で看板犬してるんで、いつでも会いに来てやってください」
「良いんですか?」
「はい。結構小さなお子さんも遊びに来たりしてるので」
「有り難うございます。良かったね、わんちゃんにまた会えるって。だから、今日はバイバイしましょうね」
「う……ん。わんわん、バイバイ」と少し泣きながら手を振り、砂場の方へ遊びに行った。



