食事中なんだが聞いてくれと結月に言われる。

「この食事が終わったら、ローズ達はホテルへ帰るそうだ。今後仕入れ的なものも含めて、vampire側と取引をすることにした。と言っても薬に関してはフレッドがメインになるが。でだ、情報もある程度お互い話せるところまで共有もする。
日本の屋敷も近いそうだから、vampire諸君もまた遊びに来てくれ。」

「有り難うございます」とこっちを見る。

ムーにも良かったなと言うと、嬉しそうにしている。

「奏太、また暫くは私は腕も治さないといかん。薬も作らんとな。店は任せるが、お前やはり臭い消し飲め!」

「また不味いんでしょ?」

「ごちゃごちゃ言うな。vampireは気づいてると思うが、店内に2匹、外に5匹。獣がいるな?」

「います。黒の一族だと。匂いと私達を狙ってきてるのかと。暫くはお店や奏太君の護衛に数人つけます」

「護衛……」