天満堂へようこそ -2-

「他は?禁書は見せたのか?」

「儂の部屋にあるものは見てはおらん。他はわからんが……結月が見たものは見ておるだろうな」

「あんな短期間に全部読めるのは私位だ!恐らく薬や魔力効果についてだろう。大したことは無い」

「大したことないって、あるだろ?」

「ルーカス、意味が違う。どれだけ詳しくなろうが、魔力が少なければ使えない。文字一つ間違えば大変なことになる。そんなことが分からんリアムではないはずだ。
確認して置くが、奏太は連れ帰っても良いんだろうな?」

「私たちはそのつもり。ね、天王?」

「元々、どのように成長したかったのか見たかっただけなんだ。魔王もそうだろう。連れ帰るのはいいが、話くらいはしたいがの?」

「リアムもそれでいいか?」

「俺は構わん。親父も言い方は誤解を招く言い方だったが、何も言わんだろう」