結構動いたのにと思いながらも、早々に布団に入る。
冬は寒いのが苦手だが、布団に入ってしまえばすぐに暖かくなるので、出たくなくなる。
うとうとと睡魔に襲われ半分夢なのか現実なのかとゆうところで、寝室の窓が叩かれる音がした。

ビクッとなりながらも、カーテンを開けるべきか結月を呼びに行くべきか迷う。

マンション自体に魔方陣やら何やらで結界が張ってあるとか言ってたのに、真夜中の訪問者ってなんだ?
でも、その結界を越えられる者は許可されたもので、最近はまだ薬の販売は行っていないため、人外であれば、招かれた者だけだと聞いている。

恐る恐るカーテンを少し明け外を見る。
ベランダはこちら側にはないし、もし人がいたとしたら、幽霊か......浮いているか......

思いきってカーテンを開け窓の外を見る。
そこに逆さ吊りになって現れたのは______