天満堂へようこそ

「陛下!」

「事情は聞きました。これは返しておきます。ムーンちゃんが持ってたわ。かなり無理したようねあのワンちゃん」

「まだ小さいのはわかっていたのですが、私よりも早いと思いましたので......」

「兵の方はいるだけ持っていきなさい。この子も行くって言うんだけど、疲れきっちゃったのね、今は寝てるから、行くときには抱いていってやりなさい。
本当はあそこは王家の者しか行けないんだけど仕方ないわよね」

「何か知っているのですか?
部屋があるといっていましたが」

「あそこでは魔法の研究をしていたのよ。今はかなりの年だから城にいるけれど。
普通には出れるようよ?」

「それが、入り口に続く穴が閉じてしまいまして」

「まさか。私も行ったことはあるけれどそんなことは......」

「事実です」

「必要なものは用意します。あなたを先頭に一度にいかないとまた謎は変わるわよ。早く行きなさい」

「必ずつれて戻ります」