天満堂へようこそ

言って下さればとため息をつき、それでも白い本を探す。

「取ってきた。もう一度読むから探してくれ」

「わかりました」

「僕、おちっこ……」

そう言いプルプルしているので、隅の方でしろと言う。

ダッシュでムーはおしっこをしに行くが、マーキング的にチロチロしている。

「さっさと出してしまえ……いや待て。するな!」

「えー?どっちー?」

「ユーリ、この岩から湯気が出てないか?」

「それはオシッコですから」

「違う!そのシッコの周りが溶けて本が出てる」

「あ……」

「ムー我慢しろ!で、探せ!」

「ぼ……僕出ちゃう……」

「我慢せんかー!」

そう言い白い本を探すがなかなか見つからない。
お湯を持ち込もうにも、また入口まで戻るのは面倒くさい。

「あ、ありました。あの奥です」
ユーリが指さす場所は天井付近。
持ち上げてオシッコをさせれば掛かってしまう。なんとしてもそれだけは避けたい。