天満堂へようこそ

本物か偽物かは臭いでわかる。
前に狸が葉っぱで誤魔化そうとしたのでわざと騙された振りをして、
後でさんざんな目に遭わせたことがある。
でないと、この商売はやっていけない。

本物だと確認し、薬を渡す。

「治ったら一度連れてきてくれ。
様子も見たいが、鬼の薬も見てみたい」

「薬持ってます。
これなんですが」

「貰ってもいいか?」

「はい」

「店は定休日以外はやっている
閉めてるときには張り紙がしてある。
気を付けてきてくれ。
で、連絡先はここだ」と名刺を渡す。

「この名刺は他のものには読めない様になっておる。
誰かに渡されないためだ。
ほしい薬があれば連絡をくれ」

「有難うございます。
では...早く持っていきたいので」

小鬼を送り出した後、もらった薬を分析器にかける。
一時間はかかるだろう。