天満堂へようこそ

「大丈夫ですよ。ちゃんと後ろにいますから。それにしてもやはり私では少々狭いですね。この本の量......」

「もうすぐ着きますけど、ここまでこれるってことは調査済みなんですよね?」

「でしょうね。あ、あれでしょうか?」

「はい、僕からじゃ上のほうは見えないので......」

「でも、このように素早く何かを見つけられるのも凄いことですよ?」

誉められた!
今まで散々噛めばかり言われてた僕が......

「でも、取っ手がありませんね。開けることができないようです」

「ふん。魔方陣が刻まれているようだ」

「見えるの?」

「見えるし、さっきの本の山はすべて読んだ」

「もう?」

「姫は速読どころかページをめくるだけですべて読み終わることもできるので」

ちょっと退いていろとムーたちを後ろに下げ取手のあるであろう所に手を当てる。
すると少しだけ薄い緑色の光が出たあと扉はなくなった。