天満堂へようこそ

デカイ石と思ってみたが、結月はほう...と目を細めている。
「幻原石だな。いいだろう。
これもっととれるか?」

「ごろごろある。」

「今度持ってきてくれ。持てるだけでいい買い取ろう」

「わかった。
どこまで行けば帰れる?」

「駅の自転車置き場にゲートがあるぞ」

「わかった。次は人間の格好で来るとする。
では失礼」

そう言って帰っていったあと何の石か聞くと、見ていろと少しだけ削ってくれる。
中から見えたのは紫色の石。

「アメジストだ。この石はだけどな。
他の石も磨けばいろんな石が出てくる。加工してブレスレットで置くのもいいが、
知り合いの宝石商にでも買わせるとしよう」

「人外の人ですか?」

「もちろん。一部は販売権でも貰おうかな。
これでこの店は安泰だ」

すでにビルの収入だけで安泰な気もするが、昨日の今日で機嫌が直ったので言わないことにしておく。