天満堂へようこそ

「はっきり言ってやって構わん。鎌鼬はこの便の中だ」と手のひらサイズの瓶をテーブルに置く。

「やつに聞こえはせん。
要は貴様らも知りたいんだろう?
奏太の事」

「いいのか?」

「言おうとして言えなかったのは誰だ?
ルーちゃん!」

「わかり易く言ってください…」

ムーも呼んで膝の上に乗せ起きあがろうとするが、
寝てろとルーカスさんに言われる。

「まず、私の術が解けた」

「嘘だろ?」


「原因はわからん。稀に術や魔法が効かない・効きずらい人間はいるが、こんなに早く解けるのはおかしい。だから手元に置いたのもある。それが一つ」

そう言い手元にあったグラスから水を飲み、
「ルーカスが言いたがっていた匂いだ。
美味しそうな匂いと言えば、人を食らう妖怪や魔人など種族は多種多様にいるが、奏太の匂いは惹き付ける匂いなんだ。これが二つ目」