「だってまさか葉山先輩に彼女がいると思わないじゃん!私2番目だったってことなのかな……」
「いや、本命以外にも女いるから6番目くらいじゃね?」
うさこは俺を睨んでなにか言いたそうだ。
「じゃ、なんて言えばいいんだよ?フラれて可哀想だって慰めろってか?あんな男やめとけって最初に言ったのに聞かなかったのはお前だろ?」
「……そうだけど。ってか雪弥、先輩に彼女がいるって知ってたんでしょ?だったらなんで……」
「言ったってお前信じねーだろ。お前の性格なら分かってんだよ。ったく、こっちは何年の付き合いだと思ってんだよ。バカ」
「うぅ……」
「だから泣くなって」
俺はうさこの顔を手でゴシゴシと拭いた。「化粧が全部取れちゃう!」なんて文句を言われたけど知るか。
そもそも高校に入ってから慣れない化粧なんてしやがって、全然似合ってねーんだよ。



