暴走族に恋をする。




黒崎くんたちとは階段を降りたところで別れ、私はゆっきーさんと家を目指した。


「……心配?友達のこと。」


「うん、まぁ…
……でもさ、なんか快斗みたいな人が証言して、信じてもらえるのかな
っていう心配もある。」


「はは、大丈夫だよ。
そりゃ俺らじゃダメかもだけど、快斗なら大丈夫。」


「どうして?」


「快斗の親が警察に口がきくから。」


「……なるほど。」


政治家、って言ってたっけ…
ずるい大人の都合。


でも、真実を信じてくれるならそれでいいや。


「……にしても、オチケンさんすごかった。」


「あぁ、オチケンは元サッカー部だから。」


いや…だからなんなんだ
サッカー部だとしても咄嗟に男を蹴り飛ばしたりはしないよ…


「……やっぱり、暴走族なんだね。」


「当たり前じゃん。
喧嘩だってするしね。」


「でも…今日はあなたたちでよかった。」


一緒にいたのが、この暴走族たちで……