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「これでよし、と。
すぐ来るってさ。」
「なんで快斗が…私がかけたのに…」
「だって通報したら、一緒に署まで行くことになって、ついでに親に迎えに来てもらう
なんてことになったら桜子ちゃん、困るでしょ。」
「え…」
「大丈夫だって。俺にまかせといて。」
「……うん。」
快斗…そんなことまで考えてくれてたんだ…
「莉奈…快斗もいるから。大丈夫だよ。
なにがあったか…話してくれる?」
私がそう聞くと、今度は首を縦に振ってくれ、莉奈は私から離れた。
「…今日、私結希と一緒に帰ったでしょ?
そこで言われたの。
"天宮さんのこと、むかついてたんでしょ?"って。」
「え、私?」
そういえば、前に私の悪口言ってたって…それのことか。
「私…快斗のこと好きだったから
"天宮さんにとられて悔しいでしょ?なら仕返ししなきゃ"って言い出して…」
「……仕返し?」
「…たぶん、本当は私じゃなくて桜子が狙われてたの。さっきのやつらに…
でも私、快斗のことは諦めたし桜子のことも好きだからって結希に言ったの。
そんなことしても快斗は桜子から離れないし、意味がないって。
もうそういうこと考えるのやめなよって。」
「……だから、池田さんは莉奈を…?」
「うん、たぶん…
結希ってそういう子だから。
それで桜子が守れるならそれでいいと思ったの。」
「なんで…」
「だって、友達ってそういうものでしょ?」
「莉奈…」
「…私は、桜子の友達だから。
もう結希にはついていけないってはっきり言ったの。
桜子がいるなら、いじめも怖くなかった。」


