暴走族に恋をする。




「快斗…」


「俺の彼女と友達に、何してくれてんの?」


「大津…」


え…快斗のこと、知ってるの?


「あ、俺のこと知ってんだ?
なら話は早いな。」


快斗がそういうと、私を拘束していた男はすぐに立ち上がった。


「やば…逃げるぞ!」


そういってもう一人の男を連れて走っていったから


「……莉奈…大丈夫?」


私はすかさずブレザーを脱ごうとしたけど…それより前に


「それ羽織っとけ。」


快斗が先に着ていたパーカーを脱ぎ、莉奈にかけた。


「あ、りがと…」


「二人とも早く立って。
早く向こうにいこう。」


そういって快斗は私の手を握ったから、私も莉奈の手を握り、走ってまた神社のところへと戻った。


「おい!待てよ!」


逃げる男たちを追いかけて。


「あ、蓮!そいつら掴まえて!」


もう階段のところへ行ってしまった男たちだったけど、そこには当然黒崎くんたちがいるわけで…


「え?」


意味不明そうな顔をし、声をだしながら、黒崎くんは一人の男を殴り飛ばしていた。


「あぁ!そっちも!
……ってオチケン!そいつ掴まえて!」


ちょうど階段を登りきったオチケンさんも、意味不明そうな顔をしてたけど…


「ぐっ…」


もう一人の男を蹴り飛ばした。


「……すごい…」


黒崎くんはまぁ…わかんなくないけど…
オチケンさんもやっぱり不良なんだなぁ…

顔色ひとつ変えずに、手には花火をもって
一人の男を蹴り飛ばしちゃうんだもん…