暴走族に恋をする。




そして丘の入り口へとつき、長い長い階段を快斗に支えられながら登った。


「きっつー…」


「お疲れさま。」


たいして高くない、なんてバカにしてたけど、中腹でもこの階段はかなりきつかったよ、これ…

なんで男たちはこんなに余裕なのさ…


「向こうで休む?」


「……快斗も来てくれる?」


「え?うん、もちろん。
でも珍しいね?」


……だって、怖いよ。
真っ暗だもん。神社だし…


「ん、行こ。」


快斗の手を握り、神社の横にあるベンチへと向かった。
黒崎くんたちはまさかのタバコタイム。

……でも、それを注意する気力も今の私にはない。


「…快斗は本当にタバコやめたんだよね?」


「あったりまえじゃん!
匂わないっしょ?」


「……まぁ。」


「桜子ちゃんの隣にいられなくなるの、やだしね。」


そういって、私をベンチに座らせ、快斗も私の横に座った。

とりあえず水筒を取り出して水分補給。
本当に疲れた。


「ん、快斗も飲む?」


「もらう~。」


……にしても、
快斗がいるだけで心強い。

こんなに暗くても怖くないなんて不思議だ…


今日、あの現場にも行けちゃったくらいだし…