「でもさ、なんで快斗を好きになったの?」
私たちがそんな話をしてると、ゆっきーさんが私のとなりへと来た。
「んー、やっぱ完璧じゃないからかな、快斗は。」
「なにそれ、なんか喜べないんだけど。」
「はは、だってさ
快斗は背だってまぁ女の子よりは高いけど特別高いわけでもないし
顔だってかっこいいし可愛いけど、黒崎くんとかゆっきーさん見ちゃうと、やっぱり負けてるところもあるし
嘘はつくし適当だし女を性処理機にしか思ってないし」
「ちょい、言い過ぎ。
快斗めっちゃ落ち込んでるけど。」
「でもね、誰よりも真っ直ぐなところがある。
すごくひねくれてるくせに、好きな相手にはすごく真っ直ぐなんだよね、快斗って。
私には嘘もつかないし、いちいち人の傷口をえぐったりさ。
あなたたちにもぶつかっていく。
この人は大切なものを大切にできる人なんだよ。」
優しくて、暖かくて…
私にはないものを、この人はたくさん持ってる。
「不完全な私と、不完全な快斗。
それもお似合いでしょ?」
完璧なんて求めない。
二人で一つになったっていいんだ。
……そうやって思わせてくれたのは、快斗だから。
「やばい、キスしていい?」
「絶対に嫌。こんなところでしないで。」


