「……キスしていい?」
「えっ、だ、だめ!
そこに暁斗くんいるじゃん!」
「可愛いこという桜子ちゃんが悪い。」
「ちょ…」
暁斗くんが向こうに座っているというのに、快斗は立ったまま、キッチンで私にキスをした。
「……バカ。」
「はは、かわいー。」
「俺はいつになったら部屋に行けるのかなー。」
………え。
「…ねぇ?お二人さん。」
………バレてる。
バレてるじゃん!!
「も、もう行くよ!
快斗、行こ!」
「…桜子ちゃん、コップは?」
「あ。あぁ!忘れてた!」
なにやってんだ、私は!
……暁斗くんめ。
笑いこらえてんのわかってるんだからね!
快斗も快斗だよ、全く。
あんなところでしないでよね。
「はい、行くよ!」
なんていうか…私だけガキな気がする。
暁斗くん彼女できたことないとかいってたくせに、なんであんな余裕そうなの?
………人のキスは冷静に見られるものなのかな…?


