暴走族に恋をする。




「━━さてと、片付けも終わったし部屋にでも行く?」


「えー「そうしよう!」


なぜかちょっと嫌そうな快斗と、行く気満々の暁斗くんの顔が対照的で、なんだかちょっと面白い。


「快斗、ちょっといい?」


「ん?」


「これとこれ、持ってほしいの。」


「うん、いいよ。」


「よかった。」


とりあえず大きなペットボトルのジュースと、買っておいたお菓子を快斗に渡した。


「ね、暁斗くんは今まで告白したことあるの?」


コップの準備をしながら、まだ隣にいる快斗からちょっとだけ情報収集。
恋愛相談なんて全然のったことないしね。


「あいつにそういう感情があるってことすら知らなかったくらい。」


「へー、そうなんだ。」


もしかして初恋?……なわけないよね?
高校生にもなって…初恋だったら本当に本当に似合わなすぎるんだけど。


「……でもなんで家呼んだわけ?学校でもいいじゃん。
しかも部屋に入るタイミングが俺と一緒とか。」


「だって、学校じゃ3人にはなれないじゃん?
また空き教室で2人よりいいでしょ?」


「なんで3人なれねーの?いいじゃん、俺がそこに入れば。」


「莉奈ね、今友達と微妙なんだってさ。
だからたぶん明日も私たちのところ来ると思うから。
莉奈だけ仲間はずれになんかできないよ。
だからその間、快斗は莉奈といることになる。
……それはそれで嫌だから。」


快斗のためじゃない。
私が嫌だから。……なんて、言ったことなかったけどさ。