ランチの後、私達はクラスに戻った

相変わらず私の噂をして楽しんでいる人もいたけど
私は気にしないように努力した

5、6時間目は注意事項や学校の説明だった

➀校外の人達に魔法の存在を知られてはならない
➁許可書を貰わない限り家以外の外出は厳禁
➂例え校内であっても許可無く魔法を使用しない

などが主な規則だった。

家に帰るときは来た時と同様
扉を開くと向こう側が自分の家と繋がるらしい

本当に魔法は便利だなって思い知らされた。

結局初日はクラスメイトに嫌な目線を送られて
お兄ちゃんにも会えなかったけど

ディアと言う新しい可愛いお友達ができた。


「陽菜乃、また明日ー!」
「うん!美桜ちゃんも!!」

校舎から出て家のドアを思い浮かべると
目の前に想像通りのドアが出てきた

ガチャ

「ただーいまー!」
「美桜おかえりなさい。学校はどうだった?」
「あのねー!お友達ができたの!
ディアって言う……」








私はこの時まで気づかなかった




魔法に、関わることの厳しさと
学校の規則の本当の意味を