俺にだけは、素直になれよ。~幼なじみとヒミツの同居~




それから、好きなものを好きなだけ盛ったお皿を持って、大地と空いている席につく。


すると、料理を手にした班のメンバーが続々と私たちのいるテーブルにやってきた。



「おっはよ~!聞いたよ、美月ちゃん。ついに、大地と付き合うことになったんだって~!?」



朝からテンションが高いタケルくんが、嬉しそうにそう声をかけてきた。


私はコクンと静かにうなずくけど、こういうのってすごく恥ずかしい……。



「美月ちゃん、おめでと!大地なんか、昨日は嬉しすぎて一睡もできなかったくらい喜んでるから、これからも大地のことよろしくね!」



え、大地、寝てないってほんと?


私が慌てて大地に目を向けると。



「おい、タケル。余計なこと言ってんじゃねーよ」



って、バツが悪そうにしていた。


えー、ほんとに寝てないんだ。


大地こそ、睡眠不足で今日大丈夫?



「やだ~ぁ、大地くんが照れてるぅ~♪可愛い~!」



それを見た愛美が、甘ったるい声で茶化している。



「いいじゃん、いいじゃん。この班から同じ日に二組のカップルが誕生するなんて、ほんとめでたいじゃん♪俺もあやかりて~!」


「あたしもあやかりた~い。じゃあ、いっそのことあたしとタケくんも付き合っちゃう!?」



えっ!?


その場のノリでそんなこと言っちゃう愛美って、やっぱりすごい。



「だな~!俺ら付き合っちゃおっか!」



って、タケルくんもタケルくんだよ。


このふたり、どこまでが冗談なのかわかりにくい。