「もういいよ」
そう声をかけたのは、大地だった。
その声に、愛美が顔をあげる。
「愛美ちゃんなりに、ちゃんと反省してくれたんだろ?それなら、ここからはまた修学旅行を楽しもうぜ?」
「……大地くん」
「そうだよな!せっかくの修学旅行なんだから、思いっきり楽しまなきゃ損じゃん!」
「うん。せっかくこうして同じ班になれたのも何かの縁だし、一緒に楽しもうよ」
大地に続けて、タケルくんと要くんもそう声をかけた。
「愛美ちゃん。このメンバーで、最高の修学旅行の思い出作ろうよ。ね?」
菜乃花もそう言ってわらって。
「……みんな、ありがとう」
愛美のその目には、涙が浮かんでいた。



