学食に着くと、注文待ちの行列ができていた。 人混みが苦手な私は、それだけで食欲減退。 「俺が買ってくるから、美月は場所取りヨロシク」 「……しょうがないなぁ」 仕方ない。 ここは、大地に言われたとおり、私は空いてる席でも探すとするかな。 どこかないかとキョロキョロしながら歩いていると。 「あっれー!?美月ちゃんじゃん!」 突然、テンションの高い声がすぐ近くで響き渡った。