大地のスマホからラインのメッセージを知らせる音が鳴ったかと思えば。
数秒差で、タケルくんと私のスマホからも同じ音が。
「おい!愛美ちゃんからだぞ!」
大地の慌てた声に、それぞれ自分のスマホ画面を見いる。
【みんな、まだ遊んでるの?早くホテルに帰ってこないと、先生に怒られちゃうよぉ~?】
修学旅行班のグループラインに送られてきた愛美からのメッセージを読んで、絶句する。
「は?どういうこと?愛美ちゃんはホテルにいるってことでいーの?なんだよ、だったら連絡くらいしろっつーの!マジで心配したじゃん。なんなんだよ~~」
タケルくんは自分の髪をクシャクシャっとかきみだす。
ずっと責任を感じで気を張っていたから、なんだか可哀想になる。
送られてきたメッセージには、突然いなくなったことに対しても一切触れられてないし。
愛美、どういうつもりなの?
「とにかく、愛美ちゃんがホテルにいることはわかったし、俺たちも急いでホテルに向かおう!」
大地に言われ、頷く。
でも、頭はまだぐちゃぐちゃなままだった。



