さっきまで賑やかな繁華街は、ネオンに彩られ、また別の顔を見せていた。
大地と私は手をつなぎ、タケルくんと3人でゲーセンやショッピングビル、とにかく、愛美がいきそうな場所を手当たり次第覗いていく。
だけど、一向に見つかる気配はなく、時間ばかりが過ぎていく。
焦りと不安で、さっきからもうずっと心臓はバクバクいったまま。
こんな人でごった返してる中から愛美を探し出そうなんて無謀すぎるのかもしれない。
それでも、私たちは探すことをやめなかった。
菜乃花の言っていたように、こんな見知らぬ街で、もし迷子にでもなっていたりしたら、きっと今頃不安で心細くてたまらないはず……。
愛美は、黙ってれば目を惹くほど可愛いし、ナンパされてついていった可能性もあるよね。
そのナンパ男が、もし、さっき私に絡んできたようなタチの悪い人だったら……
「……っ、」
早く見つけてあげなきゃ!
「愛美のバカっ、もぉどこにいるのよっ」
たまらなく泣きそうになった。
愛美のことは、嫌いなのに。
大嫌いなはずなのに。
それなのに、涙が勝手に……。



