俺にだけは、素直になれよ。~幼なじみとヒミツの同居~



それからも、散策は続く。


賑やかな街並みは、東京とどことなく似ていて親近感がわくけど、個性豊かなおもしろい看板は、やっぱり大阪ならではだな~と思う。


食い倒れ人形に、づぼらやのふぐ。


グリコの看板の前では、同じポーズで記念撮影した。


串カツも食べたし、さっき食べそこねたたこ焼きも食べれたし、お腹も心も満腹。


気づいたら、空はオレンジ色に傾きはじめ、そろそろ、今日宿泊するホテルに戻らなければいけない時間が迫っていることにようやく気づく。



「そういや、タケルと愛美ちゃんは?」



要くんが今思い出したかのように声にする。



「ついさっきまで近くにいたよな?そろそろ時間だし、タケルに電話してみるか」



そう言い、大地がタケルくんに電話をすると。



「は?愛美ちゃんが、いなくなった!?」



急に顔色を変えた大地に、その場にいた私たちも動揺せずにはいられなかった。