俺にだけは、素直になれよ。~幼なじみとヒミツの同居~



お好み焼き店を出たあとは、道頓堀を散策。


大地は、当たり前のように私の手を繋いでくれたことが嬉しかった。


でも、みんなの手前、やっぱり気恥ずかしい……。


そんな私の気持ちを知ってか知らずが、大地は、列の一番後ろについて私と歩く。


先頭を歩くのは、タケルくんと愛美だ。



「さすが、食い倒れの街、大阪!美味しそうなもん多過ぎて、お好み焼き食べたばっかなのにもう誘惑されてる!」



タケルくんがお腹をさすりながら、キョロキョロしながら歩いている。



「わかる~ぅ!せっかく来たんだから、食い倒れちゃおうよ♪何からいくぅ~?」



タケルくんにのってあげてる愛美の声も聞こえる。


それから、私たちのすぐ前を歩くのは、菜乃花と要くんだ。



「見て?おもしろい看板がたくさんあるよ~」


「な、一緒に写真撮ろうぜ!」


「うん、撮ろう撮ろう!」



よかった、菜乃花たちも会話が弾んでるみたい。



「それなら、私撮るよ?」


「え?美月ちゃん、お願いしてもいーの?」


「もちろんだよ」



ふたりのツーショット写真をカニ道楽の大きなカニの前で撮ってあげる。



「じゃあ、交代。次は、美月ちゃんと大地くん並んで並んでっ」


「え?私たちはっ、」


「いーじゃん。俺、美月と撮りたい」


「……っ、」



うわ、ストレート。


嬉しくて、ドキッとした。