俺にだけは、素直になれよ。~幼なじみとヒミツの同居~



──数日後。


テスト週間が終わり、今日はテスト返却日のため学校に来ていた。



「美月!これ見て!」



手元に戻ってきたばかりの答案用紙をかき集め、私の席に慌ただしくやってきたのは。



「どうだ!約束どおり全教科、平均点以上とってやったぜ!」



プリントを見せつけるように私の目の前に突き出しながら、どや顔をしている大地だった。



「美月とUSJデートできると思ったら、楽しみすぎてマジでヤバいんだけど!」



無邪気にはしゃぐ大地に思わず笑みがもれる。


だって、ふたりだけでUSJを回るために、大地は、苦手な勉強を一生懸命頑張っていたことを知ってるから。


だから、大地が約束を果たしてくれたことがどうしようもなく嬉しくてたまらないの。


ずっと修学旅行なんて行きたくないと思っていたけど。


大地が一緒なら、行ってもいいかなって。早く当日にならないかなって。そんな風に楽しみに思えている自分がいた。