俺にだけは、素直になれよ。~幼なじみとヒミツの同居~





「あ~あ、もうすぐ修学旅行だし、俺もそろそろ本命のカノジョ欲し~!本命にするなら、菜乃ちゃんあたりがいいかも。尽くしてくれそ~だしっ」


「……はっ?」



チャラ男発言するタケルに、いち早く要が反応する。



「おい、タケル。菜乃花ちゃんはおまえの周りにいる女の子とは違うんだから、そんな軽い気持ちで手出したら許さないからな?」



要がいつになく無気になってる。



「なんだよ、冗談じゃんか~。それとも、そんなに無気になるところを見ると、要こそ菜乃花ちゃん狙いなんじゃないの~?」



茶化すタケルに、要はすぐ反論するのかと思ったのに。



「…………」



ピタッと黙り混み、顔を赤くする要。


要って、美月よりもわかりやす!



「なんだよ、まさか、図星?」


「俺の話はいーんだよ。俺、寄ってくとこあるから、ちょっと急ぐ。じゃ、みんなまた明日な」


「お~い、要ちゃ~ん?」



タケルが呼び止めるけど、要はスクールバッグを手にすると、この場から逃げようして行ってしまった。



「おいおい、マジかよ。あの要も、ついに恋の予感か?尚更焦るわ~」



タケルはそんなことを言いながら。



「あ、俺、ふたりの邪魔だよね?さっさと帰るのでご安心を!じゃ、また明日ね~ぇ!」



そう言って、タケルも帰って行った。