俺にだけは、素直になれよ。~幼なじみとヒミツの同居~

大地に抱きしめられながら、周りを見渡し状況確認。


すると、私たちの少し左側には、高校生くらいの男の子が自転車にまたがったまま止まっていた。


おそらく、左側の道路から勢いよく右折してきたのだろう。



「アブねーな。曲がるときはもっと注意しろよ」



大地はその男の子をにらみながら注意してくれた。



「すいませんでした、」



自転車の男の子はすまなそうに私と大地に頭をさげると、よっぽど急いでいるのか、再び自転車を走らせ行ってしまった。



「美月、大丈夫か?」


「……うん、」



大地が守ってくれたおかげで、私は全然大丈夫。


でも、もし、大地がいなかったら、危うく接触事故にあっていたかもしれないと思うと、今更ながらすごく怖くなった。