俺にだけは、素直になれよ。~幼なじみとヒミツの同居~






──翌日。


まだ本調子ではないけれど、大地の看病のおかげで熱はすっかり下がっていた。



「大地、朝だよ。起きて」



こうやって大地の部屋に起こしに来るのは、もう毎朝の恒例で。



「ん~……。もう、朝かぁ。美月。熱は下がった?」


「うん。もう大丈夫」


「それならよかった。今日からテストだもんな」


「うん。朝ごはんできてるから、早く準備して降りてきてね」


「はぁ~い」



まだ眠そうな大地の返事を聞き、私は先に下へと降りる。


しばらくすると、制服に着替え、髪型も整えた大地がやってきた。


今日も朝からカッコいいなぁ……。


なんて、思わず見とれてしまう。



「うお!カツサンドじゃん!いっただっきま~す!」



大地はカツサンドに頬張りながら、私を見ると。



「なぁ美月。俺が全教科平均点以上とったら、一緒にUSJまわる約束、忘れんなよ?」


「……わ、わかってるよ」



大地こそ、わかってないでしょ。


私が大地に平均点以上とってほしくて、そのために“勝つサンド”を作ったってこと……。