私は、ベッド脇のライトをつけ、ベッドに座りながら大地を待つことにした。
まだ微熱があるせいか、体のだるさとフラつき感は残ったままだった。
「お待たせ!」
ぼんやりしていると、大地は、お盆にお粥と飲み物を乗せ戻ってきた。
そして、そのお盆をサイドテーブルに置くと、大地はベッドの近くに腰をおろす。
茶碗に盛られたお粥からは湯気が出ていた。
「ちょっと待ってな、今冷ますから」
そう言うと、大地は、スプーンですくったお粥にフーフーと息をかけた。
「これくらいで大丈夫かな。はい、あ~ん」
そのスプーンを私の口元へと運んでくる大地。
え?ええっ?
「い、いいよ。自分で食べれるから」
人に食べさせてもらうとか、恥ずかしすぎる!
だけど、大地は一向にその手を引っ込めようとするどころか近づけてきて。
「こういうときくらい、甘えろって。ほら、口開けて」
「……っ。もぉ、」
しかたなく口を開けると、お粥の優しい味が広がっていった。



